飼育方法
初めて熱帯魚等を飼ってみようとお考えの方にポイントを絞って飼い方の説明をしています。
魚の水温と水質合わせ、ろ過について簡単に説明をいたします。
その他分からないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
熱帯魚・海水魚の飼育について
熱帯魚・海水魚の飼い方と言っても、現在日本には世界各国からたくさんの種類の熱帯魚・海水魚が輸入されています。
熱帯魚
▶︎ ネオンテトラ、ピラニアなどのカラシン類
▶︎ ラスボラ、クラウンローチなどのコイ、ローチ類
▶︎ グッピーやプラティのメダカの仲間
▶︎ アピストやアルタムエンゼル、ディスカスなどの南米シクリッド
▶︎ フロントーサなどのアフリカ産シクリット
▶︎ ベタ、グラミーなどのアナバスの仲間
▶︎ コリドラス、プレコ、ゼブラキャットなどの南米ナマズ
▶︎ パールムなどの東南アジアナマズ
▶︎ ナイルフグやミドリフグなどの汽水魚
▶︎ アカメやダトニオなどのパーチ類
▶︎ ピラルク、ポリプテルス、淡水エイ、ガーパイク、アロワナなどの古代魚の仲間
海水魚
▶︎ タテキン、クィーンエンゼル、フレームエンゼルなどのキンチャクダイの仲間
▶︎ アケボノチョウ、ゴールデンバタフライ、ハタタテダイなどのチョウチョウウオの仲間
▶︎ カクレクマノミ、コバルトスズメなどのスズメダイの仲間
▶︎ ナポレオンフィッシュやハワイアンクリーナーラスなどのベラ、ブダイの仲間
▶︎ パープルクィーン、ハナゴンベなどのハナダイの仲間
▶︎ ナンヨウハギ、キイロハギ、ツノダシなどのニザダイ、アイゴの仲間
▶︎ パープルファイヤーゴビー、ヤシャハゼなどのハゼの仲間
▶︎ フリソデエビ、ホワイトソックスなどのエビ類
▶︎ ハコフグ、モンガラ、カサゴ、ゴンベ、イザリウオ、タツノオトシゴ、ウツボ、ヒトデ、タコ、サメ等
▶︎ チヂミトサカ、ウミキノコ、スターポリブ、フトヤギなどのソフトコーラル
▶︎ シライトイソギン、ハタゴイソギンなどのイソギンチャクの仲間
▶︎ ココワーム、イバラカンザシなどのケヤリムシの仲間
ここでは挙げきれないほど、本当にたくさんの熱帯魚・海水魚・サンゴがいます。
しかし、 これだけたくさんの熱帯魚・海水魚がいますが、基本的な飼い方は同じなのです。
水槽に魚を入れると、フンやエサの食べ残しから魚に有害なアンモニアが発生します。そのアンモニアを好気性バクテリアが亜硝酸に分解し、さらに亜硝酸を好気性バクテリアが硝酸塩に分解、そのあとは定期的な水換え。
この様なサイクルを十分機能させ、魚に有害なアンモニア、亜硝酸などを無くすことで熱帯魚・海水魚の飼育が簡単になるのです。
物理ろ過と生物ろ過
熱帯魚・海水魚を飼育するにあたってバクテリアが重要なのはわかったと思いますが、バクテリアを水槽内に繁殖させなければなりません。バクテリアはろ過フィルター内のろ材に繁殖しますので、必ずろ材をフィルター内に入れて下さい。
ろ過フィルターは、上部式フィルター・外部式フィルター・オーバーフロー式フィルターなど色々ありますが、このろ過フィルター内のろ材につくバクテリアの働きが生物ろ過です。
小さなゴミや残りエサなどが含まれた汚い水を、ウールマットなどのスポンジ系のろ材で取り除くのが物理ろ過です。
魚の水温と水質合わせ
水槽を準備して、買ってきた魚をすぐに水槽に泳がせたくなりますが、直接水槽に魚を入れるのは絶対にしてはいけません。ショップで直接魚を購入してきても、通販で魚を購入しても、必ずビニール袋に入れられてきます。
▶︎ ①
まずはビニール袋のパッキングのままで水槽の温度と袋の水の温度を合わせます。
▶︎ ②
ビニール袋を水槽に浮かべます。
時間は、夏場と冬場では袋の水温も違いますので、様子を見ながら30分~1時間で、水槽の水温と袋の水温が同じになります。
これで水温合わせは終わりです。
▶︎ ③
次に水質合わせの作業ですが、一度袋の水と魚をバケツなどに移します。そこにエアチューブやコップなどを使って、水槽の水を少しずつ足していきます。水槽の水とビニール袋の水は水質が違いますので、一気に足すと突然水質が変わってしまいPhショックなどになり、魚に良くありません。少しずつ足して水質の変化をゆるやかにすることが重要です。
時間は一般的には5分~10分ぐらいかけて水を足して下さい。水質に敏感なエイやエビなどはさらに時間をかけて水合わせをして下さい。時間が長いときはエアーレーションと、冬場はヒーターを入れて酸欠や水温が下がるのをふせいで下さい。
▶︎ ④
水合わせが終わったら魚を手やコップなどを使ってやさしく水槽に入れて下さい。
この水合わせの作業をすることで、かわいい魚たちにストレスを与えることなく水槽に泳がせることが出来ます。